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フランス料理の歴史1 すべての道はローマに通ずる

鵞鳥を肥らせてその肥大した肝臓、フォワグラを食べること、牛や山羊の乳からチーズを作ること、ブドウを発酵させてワインを作ること、さらにそのワインから酢を作ること、雄鶏を去勢して旨い肉を得る方法、捕獲した獲物の肉は熟成(フザンダージュ)させたほうが旨いという考え方、香辛料やハーブを薬用や消臭に使う方法、小魚を発酵させた魚醤(ガルム)を調味料として使う方法などなど。

今日のフランス料理の技法や考え方とほとんど変わらないものが、食を自国の文化として誇るフランスよりも遥かに早く、古代ローマで既に行われていたのです。

ヨーロッパ文化の中心として栄えたローマ帝国が滅びたのちも、その食文化は中世のイタリア貴族たちに引き継がれ、やがてフランスに入り、今日のフランス料理の礎となりました。